競歩五輪代表・池田向希 大会新で2年ぶり2度目V「もっと強化していきたい」

 「陸上・日本学生対校選手権」(12日、デンカビックスワンスタジアム)

 男子1万メートル競歩が行われ、20キロ競歩で東京五輪代表に内定している池田向希(東洋大)が、38分41秒45の大会新記録で2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 池田が圧巻のレースを演じた。序盤からハイペースでトップを独走すると、2位に周回差をつけてゴール。目標とした自己ベストの38分40秒04には約1秒届かなかったが、「最低限やりたいレースは進められた」とうなずいた。

 3位は東洋大の同級生で、共に東京五輪出場を決めた川野。「お互いのレースプランがある程度分かっていた」と明かし、「最大のライバルではあるけど最大のチームメイト。日々切磋琢磨(せっさたくま)できているのは大きい」と盟友への思いを語った。

 東洋大の先輩で、リオ五輪の20キロ競歩で7位に入賞した松永大介の大会記録も更新。来夏の東京五輪に向け「もっともっと強化をしていきたい」と闘志を燃やした。

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