柔道五輪代表・新井千鶴「何があってもブレない」大会延期も来夏へ照準

 柔道女子70キロ級で東京五輪代表に決まっている新井千鶴(26)=三井住友海上=が7日、オンラインでの合同取材に応じた。新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期となったことに「中止にならず、出場できる希望がまだ持てただけ良かった」と改めて心境を語り、「(五輪が)近づくけど遠のく感じだが、こういう過程があるからこそ心技体でさらに成長できる。この先、何があってもブレずにやっていきたい」と困難を糧にすることを誓った。

 4月以降は練習自粛も余儀なくされたが、6月から徐々に練習を再開。8月からは乱取りなど本格的なメニューも開始し、課題である組み手強化に取り組んでいるという。

 現在も大会開催に向けて予断を許さないが、来夏だけに明確に照準を合わせている。「いかに動じず目標や目的を持ち続けてブレずにやっていくか。不安に思うより、今を大事にしないと先はない」。さっぱりとした口ぶりからは強い覚悟をうかがわせた。

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