陸上男子１００メートルの前日本記録保持者・桐生祥秀（２４）＝日本生命＝が７日、伊藤園の健康ミネラルむぎ茶「健康に、いい汗かこう！キャンペーン」発表会に、落語家の笑福亭鶴瓶（６８）とともに出席した。イベントでは、自宅でできる簡単な運動の動画などを紹介した。

　夢の“競演”に「光栄に思います」と桐生。仕上がった肉体を見た鶴瓶が「きれいな体やな～」と褒めると、桐生は「大会が始まっているので、初めてお会いしたときより体は仕上がってると思います」と笑った。

　コロナ禍で臨む今季は、例年に比べてシーズンインが後ろ倒しになった。桐生が出場する予定の大会は、１０月の日本選手権（新潟）を残すのみだ。「今年は特別早い。もう終わりかと」としながらも「あと１試合、日本選手権しかないので、自分の力を発揮して走りたい」と桐生。「年はだいぶ下、息子より下やけど、親戚みたいで。走るときも気になってドキドキする」と言う鶴瓶からのエールを受けた桐生は「頑張ります」と拳を握った。