大坂なおみが圧倒プレー!5年連続3回戦へ ツアー再開後で「一番いいプレー」

 大坂なおみ
2枚

 「テニス・全米オープン」(2日、ニューヨーク)

 女子シングルス2回戦で、2年ぶりの優勝を狙う世界ランク9位の大坂なおみ(22)=日清食品=は、同74位のカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-1、6-2のストレートで制し、5年連続で3回戦に進出した。1回戦に続き、黒人差別に抗議の意味を込めた黒のマスク姿で入場。試合では痛めている左太もも裏の影響を感じさせず、相手を圧倒した。3回戦では同137位のマルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。

 余裕を持って、ねじ伏せた。大坂が最速約190キロの強烈なサーブでジョルジを圧倒。わずか3ゲームしか失わず、1時間10分の完勝。前哨戦で痛めた左太ももには1回戦でなかったテーピングが施されたが、同じパワータイプの対決で格の違いを見せ「(ツアー)再開後、一番いいプレーだったと思う」と、胸を張った。

 相手の第1サーブに対するリターンからの得点率でジョルジを21%に封じた一方、大坂は48%を誇った。ブレークを許さず「彼女が強打を繰り出しても、制することができた」。狙い通りの展開で主導権を握り、左右にあまり振られなかったことで負傷箇所へのダメージも抑えられた。先を見据える中で、大きな1勝となった。

 黒人銃撃事件など人種差別に抗議を続けるため、1回戦とは異なる黒人男性の名前が入ったマスクを着けた。昨年8月に警察官による過剰な暴力で亡くなったエライジャ・マクレーンさん。「彼の名前を表現することができ、特別な日になった。人種差別は米国に限ったことではないし、世界中のこと。人々に気づいてほしい」と、強い意志を示した。

 今大会のために用意したマスクは、決勝までを想定し7種類。あと5枚となった。新型コロナウイルスの影響で世界ランク上位10選手のうち6人が欠場。この日、第1シードのプリスコバ(チェコ)も敗退し、機運は高まるが「優勝したいと考えるのはやめるようにした。自分で大きな重圧を背負うことになってしまうので。勝つためにいい状態に持っていくだけ」。譲れぬ思いともに、一戦必勝で長丁場を戦い抜く。

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