盛岡出身の伊藤ふたばは7位 JC3冠ならずも「地元で決勝に進めて良かった」

 「スポーツクライミング・リード・ジャパンカップ 最終日」(11日、岩手県営運動公園)

 男女決勝が行われ、女子は東京五輪代表入りの可能性を残す昨年の世界選手権銅メダリストの森秋彩(16)=茨城県連盟=が準決勝、決勝と課題を完登し、2大会ぶり3度目の優勝を飾った。来夏に延期された東京五輪代表に内定している野口啓代(31)=TEAM au=は2位。ジャパンカップ3冠の懸かった伊藤ふたば(18)=TEAM au=は7位だった。五輪代表の権利を持つ野中生萌(23)=XFLAG=は準決勝で敗退した。

 地元盛岡でジャパンカップ3冠を狙った伊藤はルート終盤に力尽きて7位に終わった。ただ、「去年は決勝に残れなかったので、地元で決勝に進めてとてもうれしい」と、笑顔で振り返った。

 現在、代表選考基準の解釈を巡り、日本協会と国際連盟がスポーツ仲裁裁判所(CAS)で係争中。今月中にもヒアリングが行われる予定で、日本協会の主張が認められれば、五輪への道が繋がる。「自分がどうこうできる問題ではないので。いい結果を祈るしかない」と、うなずいた。

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