陸連科学委がマラソン、競歩開催の札幌で実地調査「東京より涼しいのは間違いない」
日本陸連は8日、来夏に延期された東京五輪のマラソン、競歩が行われる札幌で、暑熱に関する実地調査を行い、科学委員会の杉田正明委員長がオンラインで取材に応じた。
調査は明日までの5日間で、各ポイントの気温、湿度、WGBT(暑さ指数)、路面温度、風などを測定。札幌はこの4日間、雨、曇りが続いており、晴天時の測定はできていないが、東京との比較で「東京はWGBTで30度を超えるぐらいの酷暑な環境。(WGBT指標の)厳重警戒を超えて、運動中止になることもある。札幌は今のところ上がっても、(指標の)警戒にあたる25度から28度。今日の午前も25度まで上がらなかった。東京より涼しいのは間違いない」と、説明した。今後は日を改めて、晴天時の測定も行う予定。集めたデータは選手強化にフィードバックしていく。