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ラグビー京産大が練習再開 伊藤監督「選手の笑顔はオンラインでは出ない」

 ラグビーの関西大学リーグで4回の優勝を誇る京産大が4日、京都市内の同校グラウンドで約4カ月ぶりに練習を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大学の方針を受け、3月30日から各部の課外活動が禁止されていた。

 朝練習ではウエートトレーニングを行い、夕方からは約2時間、パスのドリルや、密接にならないようにチームランなどを行った。47年指導した大西健前監督の後を受け、今季就任した伊藤鐘史監督は電話での代表取材に「コロナの状況は先行きが不透明だし、一喜一憂はできないが、それでも寮に戻ってきた選手たちの笑顔を見ると、うれしい気持ちになった。あの笑顔はオンラインでは出ない笑顔だと思った」と口にした。

 京産大は3月29日に一般学生の新型コロナウイルス感染を発表。ラグビー部は同30日から練習ができなくなり、選手はそれぞれ自宅に戻った。4月20日からはオンラインによるトレーニングを開始。ポリタンクに水をためて20キロの重りを作り、2つ使って40キロにする工夫を凝らし、Zoomを使ったトレーニングでスクワットなどを実践するなどしてきた。

 選手は寮に今月1日から3日間かけて戻ってきた。感染症対策で2人部屋が1人になり、部屋が足りない分の29人は受け入れ態勢が整い次第、戻ってくる予定という。そのため、現段階で練習ができるのは50人だった。

 4カ月ぶりの練習を終えた主将のフランカー田中利輝(4年)は代表での電話取材に「ラグビーができて楽しかった」と語った。練習前にはソーシャルディスタンスを取って円陣を組み『1分1秒を無駄にしない練習をしよう』とチームメートに呼びかけたという。

 活動再開は当初9月の予定だったが前倒しに。伊藤監督は「各部が作成した計画書を大学に出した。私たちはラグビー部は日本協会のガイドイランを参考にしながら」とし「4年生にとっては最後の1年だし、他の学年も貴重な4年の中の1年。公式戦があった方が、気持ちも上がるので喜ばしい」と話した。

 関西大学リーグは10月10日に開幕する予定。伊藤監督は「ここからが勝負」といい、「『いついかなる場合もチャンピオンシップを目指す集団であること』『何事にも学生らしく一生懸命ひたむきに取り組むこと』という2つの理念がある。いつどんな時もぶれない。日本一を目指す中で途中のターゲットが天理大であり、今年のチームは『TKO(天理ノックアウト)』を掲げている」と断言。田中主将も「全員が同じ方向に向くことが大事。全員が同じ方向に100%力を注ぐことが、今年は今まで以上に必要だと思う」と決意を表明した。

 8月4日。悲願の日本一を目指し、京産大が再スタートを切った。

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