朝乃山「悔しかったです」目の前で照ノ富士V決定 12勝3敗、大関の重圧も

正代を押し出しで下す朝乃山=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲7月場所・千秋楽」(2日、両国国技館)

 自身の目の前で照ノ富士(伊勢ケ浜)に優勝を決められた新大関朝乃山(高砂)は、結びで関脇正代(時津風)を押し出し、12勝3敗で今場所を締めくくった。

 14日目は照強(伊勢ケ浜)に足取りを決められるなど、勝たなければならない一番を落とすこともあった。一方で、両横綱や大関貴景勝が休場する中、15日間、最上位力士として勤め上げた。

 「最後はきっちり大関らしい相撲と、自分の相撲を取り切ることだけを考えていました」と千秋楽の一番を振り返った朝乃山。目の前で優勝を決められたことも「すごい悔しかったです」と率直に語った。

 最上位力士として、「そこら辺は、自分も考えすぎて…。大関なので、やっぱりつとめとか、責任感が…ちょっと考えすぎた自分もいます」と重圧も感じていたという。12勝3敗は「悔しい結果です」と総括し、「(悔しさを)晴らしたいです」と来場所への決意を新たにしていた。

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