ラグビー協会、過去最大赤字11億円 コロナ禍で収入損失20億円に

 日本ラグビー協会は10日、オンラインで理事会を開き、2019年度の決算が承認され、11億1000万円の赤字となった。W杯日本大会に向けた15人制男子の強化費が12億5000万円かかったことなどで4期ぶりの赤字となった。

 また、今期20年度の収支見通しについても新型コロナウイルスの影響で赤字が見込まれ、オンラインで取材に応じた岩渕健輔専務理事は「収入の損失は全体で20億円に及ぶ見込み」と明かした。「関係各所に相談の上、助成金等も活用しながら、財務基盤の安定化に努めたい」と対策を語った。

 現在活動が止まっている男女7人制代表は、県をまたいでの移動自粛が解除されることとなっている19日以降に活動を再開する。まずは地域ごとにグループを分け、少人数の練習から始める。7人制男子代表のヘッドコーチでもある岩渕専務理事は「選手の現時点でのコンディションはバラバラ。そいうことからも選手個々の状態を少しずつ焦らずに上げていく」と見通しを話した。その後、東京五輪開催の1年前の7月下旬をメドに全体集合をし、本格的な練習を行っていく方針だ。

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