松島幸太朗、フランス移籍を語る「新たな成長」「やり通す強い気持ち」トークライブで

 ラグビー元日本代表WTB山田章仁(34)=NTTコミュニケーションズ=によるオンライントークに19日、日本代表FB松島幸太朗(27=サントリー=が出演。今夏のフランス1部リーグ・トップ14のASMクレルモン・オーヴェルニュへの移籍(2年契約で2022年6月まで)を前に山田と参加者の質問に答える形で思いを語った。

 フランス移籍を控えて、松島は「コロナ次第ですけど、行くことが決まり次第、しっかりアピールして、コミュニケーションを積極的に取っていこうかなと思います」と思いを語り、「結果出してきます」と意気込んだ。

 移籍を決めた理由はシンプルだった。「レベルアップしたいという思いはずっとありました。タイミングですね」。「スーパースターがいっぱいいますし、最近はスーパーラグビー(SR)にいる人もヨーロッパに行く人も多い。実際にレベルが高い。SRは一応経験したことになるので、違う世界を見てみたい気がしました」。高いレベルのリーグで、自らのレベルを上げる思いだ。

 フランスで磨きたいスキルを問われると、少し考えて答えた。「けっこうパスを最近は極めたいなと思ったりしているので。FBはパスをすることも。パススキルはしっかり磨いていきたいなと思います」。山田から「パスを意識していると思うけど、そうなってから対戦して読みづらくなった」と指摘されると「そこは大事な選択肢に入ってきます」と笑顔を見せた。

 本職のFBに加えて、19年のW杯ではWTBでもプレーした。移籍先では「いちおう15番(FB)でやりたいということは伝えてあるので」としつつ「あっちはけっこうユーティリティーな選手がいる。ぜんぜんセンターとかもやってみたい気持ちがある」と複数ポジションでのプレーも視野に入れる。

 松島はサントリーに所属しながら、15年にSRのワラタス、16年にSRのレベルスでプレーした。「今回は(サントリーを)退団していくので、気持ち的なところが違う感じですね」と言う。退路を断っての挑戦。「新たな成長という意味ではそれを求めて。あとはやるからにはやりきってというマインドですね。やり通す強い気持ちをもって決めました」と言葉に力がこもっていた。

 契約は2年間。その後については白紙。山田から「日本に帰ってくるか分からないし、ヨーロッパのいろんなチームのジャージーを見たい」と問わると「とりあえず2年終わったときに気持ちいい感じだったらもうちょっと残る可能性もありますし、もういいやと思ったら返ってくる。選択肢は増えると思う。増えるようにしっかり試合で結果を出していきたい」。まずは2年間。フランスの地でWフェラーリのエンジンに磨きをかける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス