バスケ・49歳の折茂が引退「いいバスケ人生だった」 通算1万得点、Bリーグ最年長

 バスケットボール男子Bリーグの現役最年長で、長く日本代表でも活躍した49歳のレジェンド折茂武彦(北海道)が3日、オンラインで引退会見を行い、27年間の現役生活に幕を閉じることを報告した。今後は、これまで選手と兼任していたB1北海道の運営会社の社長業に専念する。

 14日に50歳の節目を迎える“レジェンド”が、27年間の選手生活にピリオドを打った。Bリーグ現役最年長の折茂が引退を報告。19年1月に国内トップリーグ通算1万得点を達成するなどした希代の名シューターは「多くの方々に支えられここまで来られて幸せ。やり残したことはたくさんあるけれど、いいバスケット人生だった」と感慨を語った。

 シーズン開幕前の昨年9月に今季限りでの引退を表明。リーグ戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で全試合を消化できないまま終了となった。自身は今季出場19試合29得点で、チームは東地区最下位に終わった。

 思わぬ形での幕引きに「周囲から(現役続行の)話もあった」と言うが「これで引退と決まった時、27年間背負ってきた荷物を一度下ろしてしまった。あまりにもその荷物が重すぎて、もう持ち上がらなかった」と説明。

 また「自分は勝負をしにコートに立ってきた。相手との駆け引きの中で勝負してきたが、それが(19-20年は)お見せできなかった。期待に応えられず、27年で初めて自信がなくなったのもある」。翻意はなかった。

 指導者への転身は「今は考えていない」とし、今後はB1北海道の社長業に専念する。コロナ禍でチーム状況は厳しいが「僕の仕事はまずチームを立て直すこと」と折茂。心残りは北海道で「優勝」を経験できなかったこと。チームを支える立場として、その夢をかなえるための挑戦が始まる。

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