夏場所、4日にも開催可否を判断へ 首相発表に合わせ対応も

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が2日、電話での代表取材に応じ、安倍首相が緊急事態宣言の延長を正式発表する4日にも夏場所(24日初日、両国国技館)に関し、中止を含めた判断をする意向を示した。「(首相発表の)月曜日(4日)に協会も何らかの動きがあると思う」と見通しを語った。

 新型コロナウイルス感染予防のため理事会は開かず各理事と連絡を取り、方針をまとめる。「月曜に(開催可否を)発表するのか今の段階ではわかりませんが、(八角)理事長からの発表、談話は何かある可能性がある」と説明した。

 夏場所は2週間延期し中止も選択肢に入れて感染状況を見極めてきた。4月末に同部長は「あきらめず5月場所開催は視野」と意欲を見せたが、情勢は厳しくなっている。

 同部長は4日に協会に待機し対応する予定。「ぎりぎりまで様子を見ながら開催に向けてやっていきたい気持ちはあるが、宣言が出て自粛してくださいということであれば、対応を考えなくてはいけない。世の中が大変なことになっている」と現状を受け止めた。

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