米アメフトXFL、コロナ禍で職員解雇&来季白紙

 米プロレス団体WWEが運営するプロフットボールリーグ、XFLが新型コロナウイルスの影響で運営を停止し、一部を除く全職員を解雇した、と10日(日本時間11日)、米スポーツ専門局ESPN(電子版)など、複数の米メディアが伝えた。

 XFLはNFLとは異なるアメリカンフットボールのプロリーグで8チームが所属。19年ぶりに復活した今季は2月8日から各チームが10試合を戦う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため、第5週の3月8日でシーズンを打ち切った。

 ESPNによると、WWE会長兼CEOでリーグ・オーナーのビンス・マクマホン氏がこの日、「現在取り巻く環境が不安定なことからXFLの運営を一時停止し、次の段階を判断していきたい」との声明を発表。複数の情報筋の話として、一部のリーグ幹部を除く全職員が解雇され、来シーズンは白紙の状態だという。

 米国のコロナ感染者数は世界最多で全世界のおよそ3分の1に相当する約50万人。死者数は2番目に多く、1万6000人に達している。現在は国内のスポーツイベントの開催が禁じられており、ラグビー協会が連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を発表するなど、新型コロナウイルスの感染拡大によりスポーツ界も大打撃を受けている。

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