日本相撲協会は10日、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性だったと発表した。力士ら相撲協会員の感染確認は初めて。協会は名前や所属部屋を明らかにしていない。
相撲協会によると、当該力士は4日に発熱。一度は下がったが再び高熱となり倦怠感などを訴えた。8日には東京都内の病院でウイルス感染の簡易的な検査を受け、一度は陽性との結果が出たが、後に病院側が陰性と訂正。入院して、詳しく調べていた。
当該力士の所属部屋で、他にコロナ感染の症状を訴えている協会員はいないという。芝田山広報部長は「感染症が身近に存在していると痛感した」と述べた。