芝田山親方「引き続き感染予防」濃厚接触となる稽古の自粛継続

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が17日、報道陣の電話取材に応じた。10日に幕下以下の力士1人が角界で初めて新型コロナウイルスに感染してから1週間、現時点で協会内に新たな感染者は確認されていない。

 「協会としては変わりなく今の状況を注視していく。完全に抑え込んだというのは何とも言えない。まだ1週間だから。このウイルスは熱が下がっても検査で陽性だったりする。コロナは物陰に潜む感覚でいる。引き続き感染予防をしっかりして注意していく」と、変わらぬ危機感をにじませた。当該力士に関しては、変わらず、安定している状態。

 前日、安倍首相が緊急事態宣言を全国に拡大。この日も東京での感染者はついに200人を突破した。今週、各部屋にはぶつかり稽古、申し合い稽古の禁止を通達していたが、同部長は来週も濃厚接触となる稽古の自粛を延長する考え。

 「協会としては今の状況で推移。(緊急事態宣言が)拡大されたこともあって今の状況を引き続き維持していかないととは思っている。各部屋の師匠も状況を見ながら考えていかないと」と話した。

 また、4月28日に予定されていた新弟子検査は延期となった。

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