東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で聖火の展示セレモニーを開き、報道陣に公開した。五輪延期に伴う聖火リレー中止を受け、出発地点だったJヴィレッジで2~30日に一般公開される。
宿泊施設なども備える建物のホールでは1日午後、聖火がともるランタンが組織委幹部から福島県幹部に手渡され、展示台に置かれた。福島県の内堀雅雄知事は「来年、聖火がJヴィレッジからスタートし、どんな困難も克服できるという力強いメッセージとなると確信している」と言葉を寄せた。
一般公開後の聖火の取り扱いは、検討が続いている。