イタリア滞在中の石川祐希が現状報告「練習できない状況」も「元気に生活できてます」

 バレーボール男子日本代表のエースで、現在、イタリア・セリエAで活躍する石川祐希(24)=パドバ=が21日、マネジメント事務所を通じてコメントを発表し、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するイタリアでの現状を明かした。

 「現在、イタリアは新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦が延期になってしまい、しばらくは練習もできない状況です」とした上で、「生活面では移動制限がかかり、最小限の外出しか許されませんが、僕は体調を崩すことなく、元気に生活することができています」とファンに無事を報告した。

 イタリアでは新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっており、死者数は中国を上回る事態に陥っている。現状ではリーグ戦は4月3日までの中断が発表されており、練習も自粛が続いている。4月4日以降についても、見通しは不透明ながら「早く状況が改善して、練習や試合が再開された時に、必ず、良いニュースをお届けできるよう、『プレーオフ出場』という今シーズンの目標に向かって、今できる準備を続けていきます。また、僕と同じように、バレーボールやスポーツをやっている子どもたちも、学校が休校になったり、練習や試合ができなくなったり、とても辛い思いをしていると思います。今度は僕が、みなさんを応援できるようなことをしていきたいと思います」と前向きなメッセージをつづった。

 また、自身の公式インスタグラムで「今、『感謝の気持ち』を伝えよう!」と題し、子供たちから、両親や先生、仲間たちなどへの感謝のメッセージを募集する企画を実施することを発表。インスタグラム内で掲載し、今の状況だからこそ「感謝」の心、思いをつないでいく。

 イタリアでのリーグ戦が終わり次第帰国し、東京五輪に向け日本代表に合流することになる。「今は日本もイタリアも苦しい時期ですが、手洗いうがい、体調管理をしっかりとしてこの苦境をみんなで乗り越えましょう。少しでも早く皆さんの前でプレーできる日を心から楽しみにしています」と困難の先の未来を見据えた。

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