IOCバッハ会長、五輪中止は否定も衝撃発言「違うシナリオ検討」

 東京五輪の聖火が20日、特別輸送機「TOKYO2020号」でギリシャから空輸され、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。いよいよ26日から国内での聖火リレーがスタートする。五輪開幕ムードが高まる一方で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)は「違うシナリオを検討している」と初めて五輪延期の可能性を示唆。また、日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事(55)が「延期」の立場を示すなど、国内外で通常開催に反対する声が高まっており、7月24日開幕に揺らぎが生じ始めた。

 IOCのバッハ会長は19日、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状でも予定通りの開催を目指す東京五輪について「もちろん違うシナリオは検討している」と述べ、通常開催以外の可能性に言及した。一方で「中止は議題にない」と強調した。米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに答えた。

 バッハ氏は五輪開催の是非について、ドイツ公共放送ARDが現地時間の12日に報じた番組で「世界保健機関(WHO)の助言に従う」と述べているが、中止や延期を否定してきた。今回のインタビューでは先行きを着実に見通せない状況に「われわれも危機の影響を受けている」と認めつつ、「大会の成功を約束する」と話した。

 延期の可能性も取り沙汰されるが、バッハ氏は「臆測を始めるのは拙速だ」と強調。7月24日に開幕する大会の延期について、判断するには時期尚早との考えも改めて示した。WHOなどと緊密に連携し「状況を注視している」とも述べた。

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