IOCバッハ会長「トンネルの終わりに聖火を灯そう」聖火到着談話で延期示唆?

 国際オリンピック委員会(IOC)のトマス・バッハ会長は20日、IOCが運営する「Olympics」のツイッターで、聖火が日本に到着したことを受けて談話を発表した。東京五輪開催を危機的状況にしている新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を念頭にしたとみられ「現時点で私たちがいるトンネルの長さは分かりませんが、このトンネルの終わりに聖火を灯したいと思います」と、綴られた。

 現時点でIOCは7月24日開幕で通常開催する姿勢を崩していないが、この日、米「ニューヨーク・タイムズ」紙はバッハ会長のインタビューを掲載。開催について「違うシナリオも検討している」と、通常開催以外の選択肢もあることを示唆していた。「トンネル」が新型コロナウイルスによる混乱だとすれば、沈静化した後に五輪を開催するという意向ともとれ、延期の選択もあることを匂わせる談話となった。

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