【マラソン代表まとめ】男子は大迫が3人目 中村、服部 女子は快走の一山と前田、鈴木

 東京五輪の男女マラソン日本代表が8日、出そろった。男子は、昨年9月のマラソングランドチャレンジで代表入りを決めた中村匠吾(富士通)と服部勇馬(トヨタ自動車)に加えて、今月1日の東京マラソンで日本記録を更新した大迫傑(ナイキ)の3人。女子はこの日の名古屋ウイメンズで条件となるタイムを破り優勝した一山麻緒(ワコール)と、MGCで代表権を得た前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)の3人となった。

 この日の男女の選考レースは以下の通り。

 【男子】びわ湖毎日マラソンで、大迫が持つ日本記録2時間5分29秒を破る日本選手が現れれば、その選手が五輪代表に決まるという状況だった。しかし、もともと、びわ湖毎日は大会記録がウィルソン・キプサングによる2時間6分13秒と、タイムを出すのが難しいレースと見られていた。

 しかも、雨天に加え、機材の不調でスタートが10分遅れるというアクシデントも重なった。結果的に日本選手の最上位は作田直也(JR東日本)の4位で2時間8分59秒と健闘したものの、大迫には及ばなかった。優勝したチェベト(ケニア)でも2時間7分29秒だった(タイムは速報値)。

 ●中村匠吾(27)=富士通 自己ベストは2時間8分16秒

 ●服部勇馬(26)=トヨタ自動車 自己ベストは2時間7分27秒

 ●大迫傑(28)=ナイキ 自己ベストは2時間5分29秒(日本記録)

 【女子】名古屋ウイメンズマラソンで今年1月の大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)が出した2時間21分47秒を破る選手が出るか注目された。

 前半で福士加代子(ワコール)、岩出玲亜(アンダーアーマー)が先頭集団から離された。勝負が大きく動いたのは30キロ過ぎの給水ポイント。一山がしかけて集団を引き離すと、そのまま条件タイムを切るペースを守って単独走となった。

 そのままゴールに駆け込み、日本歴代4位、国内レースでは野口みずきが03年の大阪国際女子で出した2時間21分18秒を破る、2時間20分29秒という好記録をたたき出した(タイムは速報値)。

 ●前田穂南(23)=天満屋 自己ベストは2時間23分48秒

 ●鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ 自己ベストは2時間28分32秒

 ●一山麻緒(22)=ワコール 自己ベストは2時間20分29秒

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