パナソニックが堅首!控えの25歳コンビで逆転星 接戦から一転、19点差の快勝

 「ラグビー・トップリーグ、パナソニック46-27東芝」(15日、熊谷ラグビー場)

 W杯の熱気そのままに熊谷ラグビー場を埋め尽くした2万2705人の前でパナソニックが46-27で東芝との全勝対決を制した。FB山沢拓也(25)ら途中出場選手の活躍で後半に突き放し、首位チームの貫禄を示した。2連覇を狙う神戸製鋼もリコーを43-6で下して全勝を守った。ヤマハ発動機はNTTドコモに82-7で大勝して4勝目(1敗)を挙げた。

 これまでにない苦しい展開を打破して全勝対決を勝利に導いたのは、後半に投入された控え選手のトライだった。前半に先制を許し、後半開始早々に逆転を許した。それでも同1分に投入されたFB山沢が同11分に同点のトライを決め、直後のコンバージョンキックでの逆転を呼んだ。

 大声援が原動力になった。「(観客の多さに)ピッチに立った時に思わず、にやけてしまった」と山沢。猛攻撃は試合終了のホーンが鳴っても止まらず、同43分には途中出場のSH小山大輝(25)が持ち上がり、倒れながら腕をゴールラインに伸ばした。ビデオ判定になったが、小山は「置いた感触があった」。自身のこの日2トライ目が認められ、接戦から一転、19点差をつけて快勝した。

 気がつけば、7トライ46得点。4トライ以上のボーナスポイントも確保した。フル出場したゲームキャプテンのフッカー堀江翔太(34)は「リザーブがどう勢いづけるかは、自分も意識してきた。期待通りの動きをしてくれた」と称賛した。

 プロップの稲垣啓太(29)も「後半の難しい時間での得点は大きい」と大活躍の後輩たちを褒めた。世界で戦った日本代表だけじゃない。パナソニックの勢いは止まらない。

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