元高見山「30歳までハワイに帰りたいと思っていた」大相撲有識者会議で苦労話

 日本相撲協会に設置された「大相撲の継承発展を考える有識者会議」の第5回会合が6日、東京・両国国技館で開かれた。プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長や女優の紺野美沙子氏らメンバーに加え、先々代東関親方で元関脇高見山の渡辺大五郎氏が招かれた。

 ハワイ出身の渡辺氏は外国出身関取第1号で優勝1度。親方としても外国出身で初の部屋持ちの師匠として横綱曙を育てた。

 会議は外国人の指導や国際化などがテーマに話し合われた。渡辺氏は「苦労した。30歳までハワイに帰りたいと思っていた。少しずつそういう思いは無くなってきた。言葉も大事。教えるのも大事」と、自身の日本での苦労話を会議で伝えた。

 さらに、基礎運動の重要さを訴えた。「基礎が大事。野球でも同じだと王さんも言っていた。今の力士はケガが多い。番数が足らない。30、40番はやってほしい」と話した。

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