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羽生、王座奪回へプログラム変更 “代名詞”復活でクワッドアクセル&チェン超え

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(6日開幕、ソウル)

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇王者の羽生結弦(25)=ANA=が、ショートプログラム(SP)、フリーとも18年平昌五輪で使用したプログラムに戻すことが2日、関係者への取材で分かった。SPはショパンの「バラード第1番」、フリーは映画「陰陽師」の曲を使う「SEIMEI」となる。悲願であるクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功、3年ぶりの王座奪回を狙う3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)を見据え、“代名詞”のプログラムを復活させた。

 強い意志を感じるプログラム変更となった。羽生のシーズン途中での演目変更は珍しい。ただ、昨季の世界選手権、今季のGPファイナル、全日本選手権でいずれも2位と主要大会で優勝を逃してきた。葛藤が続く中で、平昌五輪金メダル演目の復活に踏み切った。

 予兆はあった。平昌五輪後はSPでジョニー・ウィアー氏(米国)が滑った「秋によせて」、フリーではエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)の演目をアレンジした「Origin」を2季連続で演じた。憧れの選手の曲を取り入れたが、曲とジャンプの調和に苦労する場面もあった。

 19年11月NHK杯の練習中、突如、首を回して滑り始める「バラード第1番」の振り付けで冒頭の4回転ジャンプを跳んだことがあった。当時「いいイメージがある『バラ1』で感覚よく終わろうと思った」と話していた。昨年末の全日本選手権のエキシビションでは久々に「SEIMEI」を披露。平昌五輪シーズンまでの旧採点法で最高得点330・43点をマークしたプログラムへの回帰を見据えていたのかもしれない。

 今季残るは四大陸選手権、世界選手権の2戦。まだ誰も成功させていないクワッドアクセルへの挑戦も視野に入れており、世界選手権では平昌五輪以後10連勝中と快進撃を続ける現世界王者のネーサン・チェン(米国)、全日本王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)と再び相まみえる。全日本後、「確固たる自信やプライドはある。こんなもんじゃねえぞって」と話していた羽生。自身の“代名詞”ともいえる黄金プログラムとともに、“氷上の王”へと返り咲く。

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