卓球女子で、団体戦メンバーとして東京五輪代表に内定している平野美宇（１９）＝日本生命＝が２６日、今年初の海外大会となるドイツオープン（２８日開幕・マグデブルク）に向けて、関西空港から出発した。ドイツでは団体戦で鍵を握る石川佳純（全農）とのダブルスも出場。「ダブルスの重要さは改めて感じている。残り半年でしっかり頑張っていきたい」と、力を込めた。

　先日の全日本選手権では、５回戦で高校生に苦杯。ネットニュースで批判にさらされ、自身のツイッターで思わず「ネットニュースにめっちゃ批判されるやんｗｗ」とつぶやいた。ただ、本人は五輪イヤーの喧噪を、前向きにとらえている。「黙っててもあれなんで、煽られるんで、煽った方がいいかなと思って」とツイートの意図を明かし「私のこと大好きなんだな、嬉しいなと。興味を持たれないよりは、どんな形でも注目された方が選手としては嬉しい」と、受け止めた。

　風向きを変える術は分かっている。五輪まであと半年。「半年はあっという間。１日１日を大切にして、夏までに中国のトップ選手にも勝てるような自信をつけたい」と、意気込んだ。