日本ボクシング連盟「今できることを全力で」新型肺炎影響で五輪予選中止に

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中国湖北省武漢市で2月に開催予定だったボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選の中止について、日本ボクシング連盟が23日昼に国際オリンピック委員会(IOC)の特別作業部会から通達されたことを発表した。同連盟の内田貞信会長は「新型コロナウイルスにより、お亡くなりになった方や感染された方には、心から哀悼の意を表します。IOCタスクフォース(特別作業部会)からの内容では中止となった事実のみでした。日本連盟としては、今できることを全力で取り組むことだけです。オリンピック出場枠の獲得に全力を注いでくれると確信しています」とコメントを出した。

 今後が不透明な状況には、現場も困惑が隠せない。本博国強化委員長は「(今月18日までの)カザフスタンでの合宿で強化ができていたため、成果につながると考えていました。選手には丁寧に説明して前向きな考えを持たせたい。できるだけ早くアジアオセアニア予選の情報を発信してほしい」と希望した。同連盟のアスリート委員会委員長で、リオデジャネイロ五輪代表の成松大介(自衛隊)は「私たちは、オリンピック出場権獲得に向けて努力するだけです。充実した練習を積み重ねて、時期や場所が決まれば最終調整をして結果につなげるだけです」とコメントした。

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