水谷隼、集大成の東京五輪へ決意「精いっぱいやる」引退後の全日本“再挑戦”も示唆

 「卓球・全日本選手権」(13日、丸善インテックアリーナ大阪)

 リオデジャネイロ五輪男子シングルス銅メダルの水谷隼(30)=木下グループ=が全日本選手権の優勝旗を返還するため開会式に出席し、会見を行った。東京五輪のシングルス代表は逃したものの、今月6日に団体戦および混合ダブルスの代表に選出。4大会連続出場を決めてから初の公の場で「ホッとしている」と胸をなで下ろしつつ、「やっとスタート地点に立てただけ。満足していない。リオ五輪でメダルを獲って東京五輪では金メダルを期待されているので、精いっぱいやる」と集大成となる大舞台への決意を明かした。

 全日本選手権では、昨年はシングルスで前人未到の10度目の優勝を果たし“卒業”を宣言。今大会は男子ダブルスのみエントリー(パートナーは大島祐哉)しており、「優勝すれば歴代(単独)最多の8回なので気持ちよく終わりたい」と、さらなる金字塔を目標に定めた。

 シングルスには出場しないが、会場の空気を吸った“ミスター全日本”は「やっぱり興奮する。また勝ちたいなと。また機会があれば出場することも考えている」とポツリ。「今まで(シングルスで)10回優勝して、ダブルスで7回優勝して、もし今回ダブルスで優勝すれば水谷隼は完全に引退すると思う。ただ、また生まれ変わって、違う自分として全日本選手権に出場したい気持ちはある。その時はたぶん優勝するだけの力は持ってないと思うが、自分の持っている力を全てを出し尽くして優勝を狙いたいと思います」。東京五輪を最後に第一線を退いた後、将来的な“全日本再挑戦”に含みを持たせた。

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