稲垣啓太、テレビ出演もコンディション管理「怠ったことは一度もないです」

前半、クボタ・羅官榮の突進をタックルで止めるパナソニック・稲垣(撮影・開出牧)
3枚

 「ラグビー・トップリーグ、パナソニック34-11クボタ」(12日、熊谷ラグビー場)

 パナソニックがWTB福岡堅樹の2トライなどで開幕戦に勝利した。プロップ稲垣啓太も先発出場で貢献。ファンにあらためて感謝すると同時に、年末年始のテレビ出演などもコンディション最優先で取り組んでいたと振り返った。

 1万7722人の観衆が集まったことに稲垣は「寒い時期にも関わらずこうやってたくさんの方が足を運んでいただいたことに感謝したいです」と真摯に語った。「入場した時に、たくさんのファンの方が目に入って、これは今日勝たないといけないなと実感しましたし、ボーナスポイント(相手に3トライ差をつけると勝ち点が1プラスになる)をとって勝つことができましたから、そういった意味でもファンの皆さんのためにも、何か返すことができたのかなと思いますけどね」と思いを述べた。

 15年のW杯時にもラグビー人気は高まった。この機運を「一過性で終わらせてしまった」と反省点として挙げた稲垣は今後のあり方についても語った。

 「これから選手がどうあるべきなのか。選手はグラウンド上でしか表現できないですから、グラウンドでしっかり結果を残すことにフォーカスしていきたいです。W杯でもそうでしたけど、勝たないと、ファンの皆さんも応援のしがいもないでしょうし、勝つことでしっかり何かをお返しできたらなと感じますね」

 幸い、ラグビーの認知度の高まりは肌で感じている。個人としても名指しで呼ばれることも増え、時には町中で子どもたから「イナガキー」と呼ばれることもあるという。「稲垣、稲垣と。『さん、つけてね』って(返してます)」とボソっとこぼして報道陣を和ませつつ、「個人を覚えてくれることはうれしいです」と喜びも口にした。

 年末年始は「NHK紅白歌合戦」、「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」など、数々のテレビ番組に稲垣らラグビー日本代表の選手が出演した。こうした活動も「テレビ(の仕事)があるからといってコンディション管理を怠ったことは一度もないですし、コンディションに影響が出るようなものはすべて断ってきました」と“ケジメ”をつけた上で、取り組んできたとした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス