羽生結弦が“ノーミス”調整 男子SPへ
「フィギュアスケート・全日本選手権」(20日、代々木第一体育館)
男子ショートプログラム(SP)へ向けた公式練習が行われ、4年ぶりの出場となった羽生結弦(25)=ANA=が最終調整した。
SP「秋によせて」の曲かけ練習では、冒頭の4回転サルコー、続く4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)と、全てのジャンプを着氷。これまでと、連続ジャンプと3回転半の配置を入れ替える“オプション”での演技だったが、ミスなく高い完成度のプログラムを披露した。
練習序盤はあまり調子が上がらず、ジャンプもこらえながらの着氷が続くなど、体が重そうな様子も見られたが、終盤は状態を上げて練習を終えた。
羽生は18日に練習拠点のカナダから帰国したばかり。19日に会場初練習と、調整は難しいが、コンディションを少しでも上げて試合を迎えたい。
男子SPは午後4時12分から行われ、羽生は午後7時55分頃登場予定。