ザギトワコーチ陣とプルシェンコ氏がSNSで大げんか…露報道「スキャンダラスに」

 フィギュアスケート女子の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(17)=ロシア=が一時的に競技活動を休止することを表明。ロシアの国民的ヒロインの決断が、同国のフィギュア界を揺るがしている。

 多くのフィギュア関係者がこの件について私見を述べた中、06年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が国営通信社のタス通信などに、ザギトワがコーチを変更する可能性がある点を指摘したことに、ザギトワを指導するエテリ・トゥトベリーゼコーチ陣営が反発。これにプルシェンコ氏がさらに反論し、泥仕合の様相を呈している。

 エテリ陣営はチームのSNSでプルシェンコ氏の発言に反応。「あなたをまだコーチと呼ぶことはできません。あなたは何のアスリートも育てたり、教えたりしていない」と、コーチ実績に乏しい同氏を痛烈に批判。「あなたはアリーナ(ザギトワ)を自分に引き寄せることに失敗した」とプルシェンコの発言の裏に“引き抜きがあったのではないかと指摘し「あなたが少なくとも1人ぐらい選手を育てることを願っている」と、皮肉交じりに綴った。

 これに対しプルシェンコ氏もインスタグラムに長文を掲載し、反論。「アリーナについてはプロとして可能性を指摘しただけだ」と語り、エテリ氏をジャンプコーチが別にいることから、コーチではなく「マネージャー」と皮肉交じりに呼んだ。

 ザギトワにアイスショーの際に4回転ジャンプのアドバイスは送ったが、引き抜きについては否定。エテリ陣営からプルシェンコのアカデミーに選手が多く流れていることにも触れ「これは引き抜きではなく任意」と主張した。そしてエテリ陣営に「あなたが誰をゼロから育てたのか。トルソワ、コストルナヤ、シェルバコワ、リプニツカヤ、またはザギトワ?君のところが3回転ジャンプを跳べる子供しか受け入れないのはみんな知ってる」と、指摘した。

 25日に国内代表選考会のロシア選手権が控えている中、ロシアフィギュア界全体を緊迫したムードが包み込んでおり、ロシアメディアの「スポルトエクスプレス」は、「ロシア選手権が歴史上最もスキャンダラスになる可能性がある」と、報じた。

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