男子フルーレ団体、五輪厳しい…8位 残り2大会金で逆転だ

 「フェンシング・高円宮杯W杯」(15日、幕張メッセ)

 東京五輪テスト大会を兼ねて男子フルーレ団体の決勝トーナメントが行われ、ベスト4を目指した日本は8位となった。準々決勝で敗退して順位決定戦へまわり、アジアで東京五輪出場枠を争う香港、中国にも敗北。五輪出場国は来年4月に選考ランク上位4カ国と5位以下の各大陸最上位に決まる。

 12年ロンドン五輪で銀メダルを取った男子フルーレ団体が、東京五輪は自力出場すら危うい状況にいる。主将の松山恭助(JTB)、西藤俊哉(長野ク)、敷根崇裕、鈴村健太(ともに法大)で臨んだ日本は、出場枠を争うアジア4カ国の最下位。松山は「誰一人満足してないと思います」と涙し、「悔しい、ただそれだけ」と声を絞り出した。

 五輪選考レースでアジア2番手の香港相手に劣勢が続き、松山も最後の対戦で2点しか奪えず敗退。「コンディションが全然良くなかったし、頭と心と体が精いっぱいだった」と話した。

 選考は残り2大会。現在アジア3番手の日本は最低でも2番手に入る必要がある。厳しい状況だが「残り2大会どちらかで本気で金メダルを取る」と松山は最後まで諦めない姿勢を見せた。

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