リーチ主将「日本中が“ONE TEAM”に」 丸の内でジャパン感謝のパレード
ラグビーW杯で初の8強入りを果たした日本代表が11日、東京都千代田区の丸の内仲通りで「ラグビー日本代表ONE TEAMパレード~たくさんのBRAVEをありがとう」を開催。代表31人のうち28人が参加し、有楽町電気ビル前から丸ビル前までの800メートルを練り歩いた。沿道には約5万人のファンが集結。フランカーのリーチ・マイケル主将(31)=東芝=はファンへ感謝の思いを述べ、4年後のW杯で4強以上の目標を立てた。
ひしめき合うほど詰めかけた人垣を見てリーチ主将は瞳を輝かせた。パレードに先だって、そのスタートラインでマイクを取った。
「W杯の応援、ありがとうございました。日本は初のベスト8進出を実現することができました。たくさんのブレーブ(勇気)を送ってくれた皆さんのおかげだと思います。日本中が『ONE TEAM』になったことがすごくうれしいです」
パレードには日本代表31人のうち28人が参加した。チームはW杯敗退翌日の10月21日に解散。それ以来の再集結に「すごくこの日が来るのを楽しみにしてきた。久々に会えて楽しかった」と再会を喜んだ。
リーチ主将を先頭に、選手は複数グループに分かれて歩を進めた。沿道の一人一人に目線を向けるように、約1時間。ゆっくりと。スタート地点の有楽町電気ビル前から丸ビル前まで約800メートル。5万人の人波は途切れることはなかった。
「すごい人が来ていて、びっくりしている。きょうは感謝を伝えるパレードができてうれしく思う」
視線はW杯後に向けている。このブームを一過性のものにしてはいけない-。「日本のラグビーがもっと強くなるようにファンと一緒に頑張って、楽しい試合、感動できる試合が毎試合できるように頑張りたい」と、今後の国内での試合観戦を懇願した。
そして大目標は4年後のW杯フランス大会。さらなるウエーブを起こす思いがある。パレード再現へ、「ベスト4以上じゃないとパレードできない」と今大会超えを宣言。「4年後はかなり(上を)狙えるチームになると思う。個人的にはそこにいけるように頑張っていきたい」。もちろん主力として、再び感動を与えるリーチがいる。