羽生結弦、2位も“魂の演技”リンクにうずくまる 4回転4種5本着氷 優勝はチェン

フリーを終えて倒れ込む羽生結弦(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、トリノ)

 男子フリーが行われ、SP2位の羽生結弦(25)=ANA=は、フリー194・00点、合計291・43点で、2位となった。優勝はネーサン・チェン(米国)で、フリー224・92点、合計で335・30点と、どちらもチェンが持つ世界最高得点を更新した。また、羽生が持つ前基準の世界最高得点の330・43点すら上回る圧倒的な得点だった。

 この日に25歳の誕生日を迎えた羽生は大技の4回転ルッツなど4回転ジャンプを4種5本着氷させた。最後のトリプルアクセル(3回転半)が決まらなかったものの、存在感を示した演技となった。

 冒頭の4回転ループを着氷。続く注目の4回転ルッツも着氷させ大歓声を浴びた。

 スピン、ステップシークエンスをはさみ、単独の3回転ルッツも着氷。単独の4回転サルコーもこらえた。

 後半に入り連続ジャンプが続く。4回転トーループからの3連続ジャンプはやや乱れた。4回転トーループ-2回転トーループとつなげたが、最後の3回転アクセルからの連続ジャンプがパンクしてしまった。

 全てを出し切ったのか演技終了後はリンクにうずくまった羽生。自身最高難度のプログラムを演じ切った。

 チェンは5本の4回転ジャンプを成功させるなど、完ぺきと言える演技を見せた。

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