白鵬「もう一度、若手の壁に」景勝倒し圧巻14勝でVに花
「大相撲九州場所・千秋楽」(24日、福岡国際センター)
14日目に43度目の優勝を果たした横綱白鵬が結びで大関貴景勝を寄り切って14勝目(1敗)を挙げ、締めた。
優勝を決めていたからこそ、より厳しく。白鵬は左から張って貴景勝の立ち合いを止める。得意の右四つになれば、もう勝利は決まったようなもの。今年最後の一番を白星で締めくくり、14勝1敗という堂々たる成績で優勝に花を添えた。
「もう一度、若手の壁になってやろうと思いました。強い、大きな壁があるからこそ、ほんとの強さを持った若手が育つと思う」
五輪が東京に決まってから「東京五輪まで現役」を掲げてきた。「いよいよ近づいてきた。64年(1964年)におやじが選手で(東京五輪に)来て。でも、来年のことは考えてない。今年が終わったなと」。2020年を静かに待つ。