白鵬、復興祈願し「首里城」で土俵入り計画

 大相撲九州場所で史上最多を更新する43度目の優勝を果たした横綱白鵬(34)=宮城野=が3日、冬巡業先の下関市で、10月末に焼失した沖縄・首里城の復興を祈願し、土俵入りを全力で務める決意を示した。冬巡業は14、15日に同県うるま市で開催され、その前日の13日、首里城の敷地内で行う計画。現在、主催者や日本相撲協会が最終調整している。

 横綱の四股は古来より邪気を鎮める力があるとされる。白鵬は「単なる土俵入りじゃない。四股に意味がある。綱を締めるのにどういう意味があるのか、(邪気を)追い払う」と責任感をにじませた。

 11年3月11日に起きた東日本大震災では毎年のように被災地で復興土俵入り。特に震災後間もない同年6月、岩手県の山田町で土俵入りを披露した直後から余震がピタリと止まったことは白鵬にとって忘れられない。

 「大相撲は目に見えない糸とつながっていると感じるのではなく確信した。(横綱を)12年やって(在位期間)最長になったけど使命、役目はまだ終わっていない」。最強横綱が沖縄に勇気を届ける。

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