紀平梨花2位「靴履く直前まで」迷い4回転回避 コストルナヤVロシア勢がGP独占
「フィギュアスケート・NHK杯」(23日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
女子フリーが行われ、SP2位の紀平梨花(17)=関大KFSC=は注目された4回転サルコーは回避し、3回転で手堅くまとめた。フリーは151・95点、合計は231・84でともにシーズンベストをマークし2位に入った。GPファイナルの出場権も獲得した。優勝はフリーで154・96点、合計で自己ベストの240・00点をマークしたアリョーナ・コストルナヤ(16)=ロシア=で、今季のGPシリーズ全6試合を、トルソワ、シェルバコワ、コストルナヤが2連勝ずつしてロシア勢が独占した。1つの国の選手が6試合の優勝を独占したのは初。
紀平は冒頭に配置したサルコージャンプは注目された4回転ではなく3回転でまとめた。2本目は代名詞のトリプルアクセルから2回転トーループの連続ジャンプに続けた。3本目の3回転ジャンプも降りた。2回目のトリプルアクセルはジャンプ4本目の要素に配置したが、これも着氷させた。SPとあわせて合計3本のトリプルアクセルを降りた。
紀平は「しっかり集中してできた。(トリプルアクセルは)2本とも一番いいのを跳べた」とした。4回転サルコーは「6分間練習の靴をはく直前まで迷っていた」というが、「靴を履いた後に、トリプルでいこうかなと80%ぐらい思った。濱田先生と監督と話しをして、確実にファイナルを狙おうと思った」と決断を振り返った。
今回の構成は、これまで冒頭と2本目に配置していた3回転アクセルを2本目、4本目に移し、冒頭に4回転サルコーを入れる余地を残している。
コストルナヤは冒頭の3回転アクセル-2回転トーループの連続ジャンプは着氷させたが、続く単独の3回転アクセルでバランスを崩してしまった。
これ以外は目立ったミスはなく、4回転ジャンプはない構成ながら、各要素の質の高さと美しさで魅せる演技を披露した。
演技終了後は少し首をひねっていたが、トリプルアクセル以外の要素での加点もあり、SPとの合計で自己ベストを更新した。
また、SP4位のアリーナ・ザギトワが合計217・99点で3位に入り、GPファイナル出場権を確保した。日本勢では横井ゆは菜が合計189・54点で4位、山下真瑚が合計189・25点で5位だった。
GPファイナルに出場出場権を得たのは、日本からは紀平。トルソワ、シェルバコワ、コストルナヤ、ザギトワ(以上、ロシア)と、ブレイディー・テネル(米国)。





