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白鵬単独トップ 0秒9で料理「省エネだね」唯一の1敗キープ

 「大相撲九州場所・6日目」(15日、福岡国際センター)

 1人横綱の白鵬が1敗を死守し早くも単独トップに立った。結び前に1敗だった5人が全敗。自身は平幕明生との1敗同士の対決を上手出し投げで制して、ただ1人の5勝目を挙げた。大関勢はかど番の高安が3連敗で4敗目、貴景勝が2連敗で3敗目を喫した。関脇御嶽海は4敗目で今場所の大関昇進の可能性は消えた。2敗勢は休場の若隆景を除き、12人で、トップの白鵬を追う。

 百戦錬磨の白鵬の敵ではなかった。1度目の立ち合いは右四つでがっちり組み止めたが明生の手付き不十分。仕切り直して一転、左から張って、右肘を顔にガツン。左上手を取って投げに出る前、相手はすでに前のめりに崩れ落ちていた。

 結びで1敗同士、成長一途の24歳との初顔合わせは0秒9のあっけなさ。「崩そうとしたところ。省エネだね」と余裕を漂わせた。

 楽しみにするホープだ。「技術はある。元気がそれを補っている」と朝稽古では目を細めていた。巡業でも毎日土俵に上がり稽古量は若手でも屈指の明生を「今の稽古は3年後。3年後はいい力士になっている」とべた褒め。さらに「竹は出てくるのに5年かかるんだってね。出てきたら1日に30センチ伸びる」と、将来の出世に太鼓判を押すほどだった。

 結び前に1敗勢5人が次々に崩れ、6日目にして自身が単独トップ。1人横綱、ふがいない大関陣の中、「引っ張っていきたい。初日からその意識はある」と責任は果たしている。一方で「1人さみしくやらせてもらってます」と物足りない。

 34歳、自身を倒す力が台頭してこそ世代交代。「1つ、引っ張り上げるのが自分の役目。(若手が上がってくるのは)いいことだと思う」。43度目の優勝へ一直線の白鵬が、し烈な賜杯争いを望んでいる。

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