テコンドー金原会長の息子貴将氏が心境吐露「協会と選手の歯車がかみ合わなかった」

 強化方針などを巡って選手と対立している全日本テコンドー協会の問題で、金原昇会長の長男で強化スタッフに名を連ねる貴将氏(24)が10日、都内で行われた東京五輪2次選考会の会場で取材に応じた。

 19歳までテコンドー選手だったという貴将氏は「個人的な意見ですけど」とした上で「選手の気持ちも協会の意見も分かる。お互いが100パーセントやることをやっていたらこういうことにはならなかったんじゃないかと思う。こうなる前に、解決できたんじゃないか。協会が悪く思われていると思うけど、会長の息子だから言うわけではないですけど、もう少し広い視野で見た時に、選手と協会の歯車がかみ合っていればこういうことにならなかった」と、複雑な思いを明かした。

 貴将氏は丁寧に報道陣に対応。金原会長とは今回の騒動について、話はしていないという。父親がワイドショーなどからバッシングを受ける状況を「気持ちいいものではないですね。頑張っている姿をみているので」と心を痛めている。父については「外見からすると、第3者からみると悪くとらえちゃう人もいるけど、本当はとても優しい、情に厚い人。すごく優しくて情がある。そういうところは見習っている」と、思いやった。

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