八村塁、リバウンド新人1位 ベテラン同僚から高評価「レナードに似ている」

 チームメートとリラックスした様子で練習するウィザーズの八村(左から2人目)=ワシントン(共同)
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 NBA、ウィザーズのドラフト1巡目新人、八村塁(21)は29日(日本時間30日)、本拠地ワシントンのチーム施設であす30日(同31日)のホーム開幕戦となるロケッツ戦に備えて調整した。

 開幕から1週間。八村はここまで3試合に出場し、新人では3位の1試合平均33分間出場し、同4位の16・3得点、同1位の7・7リバウンドをマークしている。NBAデビューを果たした23日のマーベリックス戦は14得点、10リバウンド。いきなり、2部門で2桁の数字を記録するダブルダブルを達成すると、25日のサンダー戦はチーム最長の35分で19得点を挙げ、初勝利に貢献した。連戦となった翌日のスパーズ戦でも38分プレーし、3本のダンクシュートを含む16得点だった。

 派手さはないが、堅実なプレーで早くも主力級の働きを見せている八村。複数の米メディアが1週間ごとにチーム力を格付けする「パワーランキング」では、ESPNが1勝2敗スタートのウィザーズを30チーム中26位に置きながら「ハードに一丸となって戦っているチームにあって、八村塁は期待以上の選手になりそうな興味を抱かせるルーキーだ。リーグで一番暗いチームの一つと思われていた、その見通しが少しは明るいものになるかもしれない」と寸評。また、スポーツイラストレイテッド誌(電子版)は22歳のセンター、ブライアントとともに「安定したフロントラインが誕生しようとしている」と評価した。

 メディアだけではない。この日の練習後に日米報道陣の取材に応じた9年目のベテランガード、アイザイア・トーマスは「ルイはとても才能がある。スターになる可能性を秘めていると思う」と語り、「彼にもよく言っていることだけど、物静かで体や手が大きいところが、(クリッパーズのエース)カワイ・レナードに似ている。ゲームを熟知しているところもね。NBAのゲームをもっと知るようになれば、特別な存在になると思う」と絶賛。「レナード似」の言葉に対する八村の反応を問われると、「彼はただ笑っていたよ。とても謙虚な子だし、バスケIQがとても高い」とも話した。

 あす本拠地で迎え撃つ相手は、プレシーズンマッチで来日したロケッツだ。開幕戦のバックス戦を落としたが、ペリカンズ、サンダーを破って3戦2勝。日本のファンを沸かせたハーデンとウェストブルックはそれぞれ1試合平均29・3得点、24・3得点を挙げている。リーグ最強デュオをいかに抑えるかが勝負のカギとなりそうだ。

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