札幌案の波紋広がる中、川内優輝は東京夜開催を提案「ドーハの夜よりはるかに涼しい」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトマス・バッハ会長(65)は17日、ドーハ市内で取材に応じ、猛暑が懸念される東京五輪のマラソン、競歩について、大会組織委員会と札幌開催で合意したとの認識を示した。組織委の森喜朗会長(82)も都内で取材に応じ、IOCの意向を容認する姿勢を示し、札幌移転は避けられない状況となった。30日から都内で行われる調整会議で方向性が決まる見通し。ただ、問題は山積み。前代未聞の“ちゃぶ台返し”の波紋はさらに広がりそうだ。

 今回の決定の最大の要因となったのは、酷暑の中、棄権者が続出したドーハの世界選手権だ。男子マラソンに出場したプロランナーの川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は17日、自身のツイッターを更新し「東京が本気で札幌からマラソンと競歩を取り戻したいなら、『北方領土』のことを言うよりも不可能とされてきた『夜開催』を提案すべきだと思います」(10月17日午後10時9分投稿)と、持論を語った。これまで世界各国、日本全国のマラソンを走ること計98回の男は「ドーハの夜と東京の夜なら、はるかに東京の方が涼しいと思いますし、直射日光のない東京の夜は札幌の昼よりは涼しく感じると思います」(10月17日午後10時9分投稿)と、提案した。

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