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突然の発表に日本陸連は困惑「寝耳に水」IOC、東京五輪マラソン札幌開催検討

 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、猛暑が懸念される東京五輪陸上のマラソン、競歩について、札幌で開催することを検討すると発表した。電撃発表に日本陸連の関係者は困惑を隠せなかった。「今、初めて知りました・・・。そういう話は全然聞いてなかった。現状では何とコメントしていいか」と、戸惑いを口にした。別の関係者も「寝耳に水です」と話し、対応に追われた。組織委員会関係者も「今、ニュースをみて関係者と協議している。陸連や札幌にも具体的な話はまだじゃないか」と、話した。

 マラソンは9月に東京五輪代表選考会のMGCを行われたばかり。東京の暑さやコースを想定して企画され、男女各2人の代表が決定した選考会だったが、大前提が崩れる可能性が出てきた。

 東京五輪についてはかねてから暑さが懸念されており、マラソンは午前6時、競歩は午前5時からのスタートとなっていた。ただ、今年の気象予報会社ウェザーニューズの女子マラソンが行われる8月2日の測定では、スタート時点で30度を超え、湿度も70パーセントを記録していた。

 9~10月にカタール・ドーハで行われた陸上の世界選手権でも暑さが懸念されたため、真夜中スタートのレースとなったが、気温30度以上、湿度70~80パーセントの悪条件となり、女子マラソンでは4割の選手が途中棄権。完走率は58・8パーセントで、過去最低の数字となり、東京五輪への懸念がさらに強まっていた。

 IOCによると札幌は五輪期間中の気温が東京よりも5~6度低いという。変更案について、国際陸上連盟に通知。ホームページで「この計画は、2020東京大会の期間中、アスリート、役員、観客を保護するための包括的な対策の一部です」と、発表した。また、国際陸上連盟のセバスチャン・コー会長のコメントも掲載し「主催者と協力して来年のオリンピックの最高のマラソンおよびレースウォークコースを作成します」とした。

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