千賀ノ浦親方、貴ノ富士“強制引退”には否定的「自分から引退届を出すよう…」

 付け人への2度の暴力問題で日本相撲協会から自主引退を促されている十両貴ノ富士(22)=千賀ノ浦=に関し8日、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が本人の同意なしに引退届を出すことに現時点では否定的な考えを示した。

 都内の部屋で朝稽古後、「本人と話して自分から(引退届)を出すように持っていってあげたい」と話した。

 貴ノ富士は9月27日に都内で自主引退を拒否する会見を行った。引退を受け入れず懲戒解雇となれば、退職金も出ない。親心から師匠が“強制引退”させる手もあるが、まずは本人の考えを確かめるのが最優先だ。「まだ私の弟子ですから、いろいろと心配ですよ」と、師匠も疲れをにじませた。

 前日7日に協会は、貴ノ富士が11日までに進退に関する何らかの意向を回答することを発表した。9月30日に師弟で協会に呼ばれていたが、貴ノ富士はドタキャン。それ以降、代理人弁護士が協会側と対応してきた。

 部屋での謹慎を科されていたが会見した27日以降、部屋にはおらず、都内のマンションで滞在。師匠も連絡が取れない状態で複数回、マンションを訪れたが、応答がなく接触ができていない。代理人からは「会わないで下さい」と通告された、という。

 「電話で話すことじゃない。顔を合わせて面と向かって話さないと。会いたいですよ、弟子と師匠ですから」。進退に関し回答がある11日までに何とか師弟での面談を望んだ。

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