体操・女子団体 五輪出場枠を獲得!寺本が安堵の涙…村上ら故障者相次ぎ苦闘も奮起

 「体操・世界選手権」(5日、シュツットガルト)

 女子予選が終了し、寺本明日香(ミキハウス)畠田瞳(セントラルスポーツ)杉原愛子(武庫川女大)梶田凪(中京大)松村朱里(ジム・ネット教室)の日本は団体総合で4種目合計161・228点の11位となった。昨年3位までの米国、ロシア、中国を除いた上位9チームに入り、東京五輪の団体総合出場枠を獲得した。五輪4大会連続出場を果たしたが、予選上位8チームによる8日の決勝進出はならなかった。5連覇を目指す米国が首位で通過し、中国が2位、ロシアが3位。

 女子団体総合で日本は最低限のノルマだった東京五輪出場枠を手中に収めた。腰痛の影響でエース村上(日体ク)が代表から外れていただけに、大黒柱の寺本は「来年は一緒に団体のメダルを取りに行こうと話したい」と涙をにじませた。

 村上を欠き、寺本や杉原に故障が相次いだ。ドイツ出発前に日本体操協会の田中女子強化本部長に電話で「不安をいろいろ言っちゃった」と打ち明けた寺本。他のメンバーも重圧を抱えミスが出たが、「今までで一番練習してきた」(寺本)と誇るチームは崩れることはなかった。

 五輪前年で各国が得点を伸ばし、村上が代表に入っても自国開催の舞台で悲願のメダル獲得は容易ではない。寺本は「ここから挽回しないといけない」。安ど感に長くは浸っていられない。

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