繰り上げ連発の影響?リレーで抗議続発 イタリア、カナダが米国の失格訴えるも却下

 「陸上・世界選手権」(4日、ドーハ)

 男子400メートルリレー予選が行われたが、38秒03で1組3位通過の米国を巡り、2つの国が抗議する異例の事態となった。

 1組で米国は3走ロジャースと4走ギレスピーの間にバトンパスがうまくいかず、受け渡しゾーンギリギリでのリレーとなった。

 予選後、1組4着で敗退となったイタリアが米国の失格を主張し抗議。さらには2組6着だったカナダも米国の失格を訴えた。通常米国が失格となれば、組次点のイタリアが繰り上がりとなるはずだが、タイム順では37秒91のカナダが上だと主張し、決勝進出を要求した。ビデオ判定により、米国のバトンはゾーン内で渡っており、両国の抗議は却下された。

 今大会においては2日に決勝が行われた男子ハンマー投げと、男子110メートル障害で抗議により、ハンマー投げでは4位の選手が、110メートル障害では5位の選手が銅メダルに繰り上がった。2種目で記録が違うにも関わらず銅メダリストが2人誕生する前代未聞の事態が発生していた。110メートル障害で4位だった中国選手が5位となり、中国メディアが「国際陸連はなぜ急に人情を持ち出すのか」と、怒りをつづるなど波紋が広がっていた。

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