八村、キャンプ初日に躍動 211センチ同僚から鮮やかミドルシュート

 キャンプ初日を振り返る八村(撮影・小林信行)
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 NBAウィザーズの八村塁は1日(日本時間2日)、本拠地ワシントンの練習施設でキャンプ初日を迎え、約2時間半のメニューを精力的にこなした。

 報道陣に公開された練習終盤の45分。3チームに分けたフルコートの4対4の実戦形式では八村が躍動した。チーム得点王のSGビール、左手親指手術で開幕絶望のGトーマスの代役候補スミスらと同じグループでプレーした背番号「8」は、身長211センチのCブライアントのマークをものともせず、ミドルレンジからジャンプシュートを決めたほか、ピックアンドロールやディフェンスリバウンドからドリブルで速攻を仕掛けるなど、持ち味を発揮。「朝起きてすごい楽しみにして練習場に来た。練習前にはミーティングもあり、練習もちゃんとできたんじゃないかなと思います」と充実の笑みを浮かべた。

 練習が始まる前にはブルックス監督から「思い切ってプレーしなさい」との助言があったという八村。ドラフト会議2週間後に参加したサマーリーグではNBA独特のスペーシングに戸惑いを見せていたが、この日は「前よりは慣れてきてる感じがしますね。今はできてるんじゃないかなと思います」と手応え。その一方でチームメートと呼吸が合わず、パスミスをするシーンもあり、「新しいチームでまだ最初なので意思疎通が図れてないなと感じるところがある。でも、それは普通のことなのでこれからどんどん(チームの状態も)上がってくるんじゃないかなと思います」と、今後の課題を挙げた。

 チームは7日からプレシーズンゲーム5試合を戦った後、同23日に開幕を迎える。いかにチームを助けられるかに重きを置く八村は「オフェンスもそうですけど、ディフェンスでも、どのポジションもできるというところをコーチにもそうですし、(チームメートにも)見せたいなと思います」と抱負を語った。

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