誉富士が引退「最後は肩が壊れてもいいと」前日勝利で力士人生に終止符

 「大相撲秋場所・14日目」(21日、両国国技館)

 日本相撲協会は21日、元幕内で三段目の誉富士(34)=伊勢ケ浜=が現役引退することと年寄「楯山」の襲名を発表した。今後は伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たる。

 青森県出身。近大から伊勢ケ浜部屋に入門し08年初場所で初土俵。12年初場所で新十両、13年夏場所で新入幕を果たした。最高位は西前頭6枚目。左肩の負傷で昨年秋場所で幕下に落ち先場所は序二段まで降下していた。

 前日は七番相撲を取り終え、4勝3敗と勝ち越しで力士人生を締めた。「(土俵下で)名前を呼ばれるのは終わりなんだなと思いしみじみと感じた。相手にも失礼のないように思い切り相撲を取った。最後は肩が壊れてもいいという思いで取った」と振り返った。

 22日に引退会見を行う予定。

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