広島・モンテロ 代打で球団通算9000号「ドミニカ人として打てたこととてもうれしい」 交流戦負け越し決定には「明日は連敗を止める」

9回、球団通算9000号となる同点2ランを放ち、手を上げるモンテロ(撮影・西岡正)
球団通算9000号となる同点2ランを放つモンテロ
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 「西武5-4広島」(10日、ベルーナドーム)

 広島のエレフリス・モンテロ内野手(27)が球団通算9000号となる6号2ランを放った。2点を追う九回2死一塁で代打として登場し、一時同点のアーチ。しかしチームは悪夢の今季5度目、2戦連続となるサヨナラ負けで、新井政権4年目にして初となる交流戦負け越しが決定した。パ・リーグ首位の西武との接戦を落とし、悔しさは募るが、メモリアルな一発で前を向くしかない。

 前夜と同じくグラウンドには、相手が歓喜するウオーターシャワーが舞った。力なくベンチへと下がっていく広島ナイン。12球団ワーストとなる今季5度目のサヨナラ負けを喫した。新井監督は「よく粘って追いついたけど、最後にこういう結果になって悔しい。また明日頑張ります」と唇をかみしめながら前を向いた。

 屈辱的な敗戦。だが、土壇場で見せた反発力は次戦につながるはずだ。2-4で迎えた九回は相手守護神・岩城の前に打者2人で2死となった。ここから指揮官は代打攻勢。持丸に代えて起用した佐々木が四球を選ぶと、勝田のところにはモンテロを投入した。

 一発が求められる局面で、モンテロは「(本塁打を)もちろん狙っていた」。自身の役目を自覚し、初球の直球にフルスイングを仕掛けると、高々と舞い上がった打球は左翼席へ。試合を振り出しに戻す2ランとなり、右手を上げた。「甘い球は積極的にいこうという意識で打席に入っていた。ちょっと詰まった感じがしたけど、力であそこまでいったんだと思う」と自慢のパワーを強調した。

 これが球団通算9000号のメモリアル弾。「メモリアルなアーチを打てたこと、ドミニカ人として打てたこと、とてもうれしいです」。これまでの節目の本塁打は、山本浩二や前田智徳ら、レジェンド級の打者が放ってきた。直近となる8000号は2017年5月31日・西武戦(メットライフ)での鈴木誠也(現米大リーグ・カブス)。異国の地で球団史に名を刻めたことにドミニカンとして誇りと喜びを抱いた。

 チームは最終的に4-4の延長十回に6番手・高が決勝打を浴びて2戦連続のサヨナラ負け。ベンチから最後を見届けたモンテロは「2回連続でのサヨナラ負けはとても残念。本当に悔しいところで負けた」と無念さをにじませつつ、「相手も素晴らしいチーム。明日は連敗を止めることができるように頑張ります」力強く前を向いた。

 攻撃陣は、ここ2試合で計5本塁打を記録しており、捉える力は発揮できている。あとは打線につながりが生まれるか。勢いづく獅子軍団に立ち向かい、連敗を止める。

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