4場所ぶり復帰の千代の国が無傷の4連勝で勝ち越し

 「大相撲秋場所・8日目」(15日、両国国技館)

 4場所ぶりに復帰した元幕内で西幕下46枚目の千代の国(29)=九重=が白石(玉ノ井)を押し出して無傷4連勝で勝ち越しを決めた。立ち合いの圧力で攻勢。その後は一方的に押し込み、アマチュア実績豊富な難敵を一蹴した。

 「しっかりできた。(白石は)運動神経が良さそうで動きもある。攻め急いでバタバタしないように、勝ち越しを意識せず、きょうの一番だけ」と集中した。

 初場所で左膝靱(じん)帯損傷の大けがで途中休場。同場所後に手術し、3場所全休し、戻って来た。左太もも、両膝半月板などこれまで力士人生を左右する負傷も乗り越えてきた。今回もあきらめない。

 取組後は土俵下の審判長の大鳴戸親方(元大関出島)に呼ばれた。「もう少し、所作をきびきびするように」と注意を受けたが、所作も含め、徐々に取り戻していく土俵の感覚。「悪くはなかった。目の前の一番だけです」と残り3番も全力で臨む。

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