伊藤美誠 自身初の日本勢1位「突っ走りたい」五輪代表レース終盤戦へ決意

 卓球女子の伊藤美誠(18)=スターツ=が4日、都内で上月スポーツ賞表彰式に出席。最新の世界ランクで7位につけ、8位の石川佳純(全農)を抜いて自身初の日本勢トップに躍り出た。来年1月発表の上位2人が東京五輪シングルス代表に決まるだけに、「代表が決まるときに(日本選手で)1位じゃないと意味がない。その時まで(トップを)突っ走っていたい」と終盤戦に向けた決意を示した。

 今月はライバルがアジア選手権(15~22日、インドネシア)などに出場する中、伊藤はTリーグにも2季連続で参戦しておらず試合予定はない。次戦のスウェーデン・オープン(10月1日開幕)まで1カ月以上を練習期間に充てるといい、「何でもできるようになりたい」と東京五輪も見据えてオールラウンダーとして進化することを誓った。

 また、表彰式では初受賞した小学5年以来という受賞者あいさつも行ったが、珍しく言葉に詰まる場面もあり、「色んな人の前で立ったので、緊張してかみかみになった」と照れ笑い。久々のツーショットとなった盟友の早田ひな(19)=日本生命=は「かんじゃってたけど、それも美誠らしい。緊張する中で(立派に話して)、同い年だけど尊敬する」と話した。

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