柔道・大野将平がオール一本で3度目金、東京五輪代表も前進 男子73キロ級
「柔道・世界選手権」(27日、日本武道館)
男子73キロ級決勝で、13年、15年大会の金メダリストでリオデジャネイロ五輪王者の大野将平(27)=旭化成=が、ルスタム・オルジョフ(アゼルバイジャン)と対戦し、一本勝ちで金メダルを獲得した。
序盤から冷静に試合を運んだ大野は、1分20秒が過ぎたころに切れ味鋭い内股を決めた。この世界選手権優勝により、11月のGS大阪大会で優勝した上で、強化委員会の2/3以上の賛成を得られると、東京五輪代表に決まる。
大野は初戦の2回戦から圧倒的な力を見せつけた。1分7秒、内股で一本勝ちすると、3回戦は1分22秒、内股で一本勝ち。4回戦は1分45秒、大外刈りで一本勝ちした。準々決勝は3分34秒、腕挫十字固めで一本勝ちした。
延長までもつれた準決勝は3分46秒、巴投げからの袈裟固めによる合わせ技で一本勝ちした。