阿部詩、V2へ不変 母校コーチ投げまくり最終調整「阿部詩らしい柔道を」

母校・夙川高の垣田コーチ(左)を相手に最終調整を行う阿部詩
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 25日開幕の柔道・世界選手権(日本武道館)で2連覇を狙う女子52キロ級の阿部詩(うた、19)=日体大=が24日、都内で公開された最終調整練習に参加。自らの希望で、母校の兵庫・夙川高(前夙川学院高)の垣田恵佑コーチを神戸から呼んで約2時間最終調整を行った。

 「(垣田コーチは)昔から受けてもらっていたし、1番調整しやすい相手なので」。得意の背負い投げや内股、大外刈りなどで納得いくまで投げ込んでいたが、気づけば女子選手で残っているのはただ1人。「やっている中で、だんだんやること(次の課題)が増えていく感じで、気づいたら2時間たっていた感じです」と笑った。

 自身の倍近い体重の男子コーチを納得いくまでバンバン投げるという、高校時代から不変のルーティンで最終確認を行い、26日の試合に向けて感覚を研ぎ澄ませた様子。2連覇なら東京五輪代表に大きく近づくが、「阿部詩らしい、“これこそが阿部詩だ”というような柔道を見せたい」と、代名詞の豪快な一本勝ちを誓った。

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